野村克也氏のご冥福をお祈りし、ID野球に学ぶ
昨日、思いもよらぬ訃報が
報じられた、野村克也氏の
若い頃の写真です。
南海ホークス（現ソフトバンク
ホークスの前身）の捕手として
現役時代は活躍され
南海時代の後半は
選手兼監督も務められました。
「代打わし」
は有名ですね。
選手としては、史上2人目の
三冠王達成（2回）
選手出場試合数歴代2位、
監督出場試合数歴代3位、
通算本塁打数歴代2位、
通算安打数歴代2位、
通算打点数歴代2位、
通算打席数1位（11970打席）、
通算打数1位（10472打数）、
通算犠飛数歴代1位（113犠打）、
通算併殺打1位（378打）、
ベストナイン19回受賞で1位など
華々しい成績を残された一方で
現役引退後は解説者を経て
ヤクルト、阪神、楽天の
監督を務め
特にヤクルト時代は
リーグ優勝4回日本一3回
の黄金時代を築かれて
そのデータに基づいた采配は
ID野球と称されました。
名選手名監督にあらず
という言葉は、野村克也さんに
だけは、当てはまりませんでした。
キャッチャーと言うポジションでの
バッターとの駆け引きと配球
それに合わせた守備配置や
有名だった、打者への
ささやき戦法など
後に監督となってID野球といわれる
頭脳的な采配を振るうための
基礎が培われたのでしょう。
一方で、現役時代に
野村さんほどの成績は
残せませんでしたが
印象に残るプレーで、野村さん
よりも高い評価を得ていた
感覚派の方たちは
その後、指導者になっても
思うような成果を上げることは
出来ませんでした。
マラソンも同じです。
感覚だけで、気持ちが良い時に
走りたいだけ走っていても
それは、もちろん健康には
良いと思いますが
記録を目指そうと思うと
それだけでは記録は
ある程度までしか伸びません。
そこから先は、野村さんのような
頭脳的な分析や
目標に合わせた頭脳的な
練習が必要になって来ます。
市民ランナーは選手も監督も
自分１人、１人で両方の
ことをしなければなりません。
監督として、自分の走りを分析して
練習メニューを組みながら
選手として、その計画通りに
自分を律してやり遂げる。
そして、その結果を監督ように
厳しく検証して、次の計画を
立てる。
そんな２面性を自分の中に
意識しながら、やってみてください
そうしたら、目標を達成した時の
喜びも２倍になるかな
それはないかな？（笑）
野村克也氏のご冥福を
心からお祈り申し上げます。
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